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芥川龍之介の「王朝物」といわれる、平安時代に材料を得た歴史小説のひとつ『袈裟と盛遠』をお届けします。

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大正7年4月 『中央公論』に発表。
出典は『源平盛衰記』第十九

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盛遠の独白と、袈裟の独白の上下からなる物語。

それぞれの立場で語っているが、思いはひとつ。
「刹那」という言葉が、哀しく響く。

わたしは、「刹那」という響きが好きだ。
その一瞬間にすべてがあるからだ。

そこは無限の広がり。
空なのだ。

【本の紹介】

【えぃり~よりちょいと一言♪】

袈裟と盛遠のそれぞれの独白が、ちょっと「藪の中」にも似ていて面白い。
愛にも色んな表現があるのだな。

お聴きいただき有難うございます<m(__)m>