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今日は、太宰治の「待つ」をお届けします。

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これを語っているのは、二十歳の娘らしい。
大戦争がはじまり・・・と言っているので、第二次世界大戦がはじまった昭和なのだろう。

夫が戦地に出向き、母と二人で家を守っているらしい。

毎日、駅に出向き、何を待っているのだろう?

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旦那さま。ちがう。

恋人。ちがいます。

お友達。いやだ。

お金。まさか。

亡霊。おお、いやだ。

もっとなごやかな、ぱっと明るい、素晴らしいもの。

なんだか、わからない。

たとえば、春のようなもの。いや、ちがう。

青葉。五月。麦畑を流れる清水。やっぱり、ちがう。

ああ、けれども私は待っているのです。

胸を躍らせて待っているのだ。

(中略)

その小さい駅の名は、わざと教え申しません。

お教えせずとも、あなたは、いつか私を見掛ける。

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最後の「あなた」は「真我」だと思う。

そして、既にそうだのだ。

至福そのもの。それは愛。

感謝!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ムダな思考に気づき、不安をとりのぞく
フルーツフル・ジッセンジャー青空永音

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