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ただ、朗読するでもない。
ただ、お話を聴くでもない。

地球ひろしさんのWEB朗読会にゲスト講師として参加しました。

「ボクが地球を救う!」の中から「十牛図」の頁を読もうと、ドッグイヤーをしていたんですね。

そしたら、直前の打ち合わせで、ひろしさんから「十牛図を読んでもらおうと思って。」って。

流石です。このシンクロ‼️

正に、全てはただ、起こっているって感じですよね。

参加してくださった方々も皆さん何かしら繋がっていて、ご縁ってホントに不思議でオモロイなぁ〜とあらためて実感。

ご参加いただきありがとうございました。

「十牛図」は、伊東充隆先生の和サンガで教えていただいた事があり、

松原哲明さんの本を抜粋朗読したこともあるお気に入り。

「ボクが地球を救う!」では、可愛いイラストと共に、タカシとローラ、そしてヒゲ神様の会話が楽しい。

「十牛図」とは、悟りを牛に例えて、悟りへの道筋を十枚の絵で表したもの。

「遠のいた悟り」の頁でローラが語っているように、

「せっかく悟ったと思ったのに、5番目で止まってるわ〜」とか人は思いがち。

つい、「十牛図」のどこの段階に、今、自分はいるんだろうって思っちゃう。

「5番目の自分」にペタ〜〜ッと貼り付いて、同一化してしまうのではなく、

全体性の中のただの現れ、として「十牛図」を、ちょっと離して見てみると、気楽で楽しい。

「痛みの先にあるもの」では、ひろしさんの実体験も聞けて、とても興味深かったです。

楽しいドラマが流れているTVの画面も近づいてアップで見ると、ただの色の点々の集まりにすぎないように

痛みもその部分を拡大してみると、実際は起こっているようで起こっていない、と気づいたんですって。

素敵な気づきです。

他にも「私はいない」についてや、「赤ちゃんは悟っているのか?」とか「それぞれに役割がある」など、皆で質問や感じた事をシェアしながら、本当に楽しくWEB朗読会は過ぎていきました。

最後は朗読のレクチャーという事で、役になりきるコツを聞かれたので、思いつくままお話ししました。

実は今まで、役になりきるとか考えた事がないんです。
ひろしさんの文章もそうなんですけど、イメージしやすい文章ってあるんですよね。

朗読しながら、いつもイメージが出てくる訳ではないですけど、気持ちが乗りやすいって言うんですかね、イメージが乗りやすい文章ってあるんですね。

朗読は、初めて読む事が多いです。練習はあまりしない💦
この日は「十牛図」は何回か読みましたけど、他の箇所は黙読はしたけど、ほぼ初めて。

キャラクターの分け方も分かりやすいので、イメージしやすかったです。イメージしづらい本は、逆に朗読はあまりしませんね。


リズムに合いやすいから、楽しく読める、という部分もあります。

著作権が切れてフリーで読める作家では、芥川龍之介が好きです。

凄く難しい文章に思えるんですが、声に出して読むと、すっごくリズムが綺麗で、言葉が綺麗で、風景が浮かんでくるんですね。

その状況が浮かんできて、読みながら泣けてくる時もあります。
相性ですかね。

いつしか、気がついたんですけど、読む時に、ローラの所を読みながらも、先にタカシとか、ヒゲ神様が見えている感じ。

すると、こんな感じの会話ね〜と全体が見える感じ。

ここだけに集中しているのではなくて、全体が入ってくる感じ。流れがわかる、みたいな。

あと、分からない漢字が出てきても雰囲気で読んでしまう事もあります。(笑)

音に出してリズムに乗っているのに、違う言葉だと感じる時は、無視して読んでいるかもしれません。スミマセーン‼️って感じ。

朗読は瞑想である、と同時に「尿療法」でもある、と私は思っています。

自分の中から音が出てきて、ライブで聴いて、循環して、戻ってきて、自分の中でトーラスですね。グルグル回っている特別な癒しだと思います。

それと、これはオマケです。

朗読会の時には浮かんでこなかったのですが、もう一つ。

私が初見で読むのが好きな理由は

「最初の感動を声に出して大切に読みたいから」

というのもあります。

ライブなので、どんどん忘れていってしまいますが、次に読む時は、また違う感動が生まれたりもします。

覚えたおく必要はなく、毎回「博士の愛した数式」状態。


ご参加いただきました皆様、ありがとうございます。
また、この様なWEB朗読会を企画してくださった地球ひろしさん、ありがとうございました。

それではまた。

えぃり〜でした。

Music© – Kevin MacLeod Impromptu in Quarter


「ボクが地球を救う!」