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【蜘蛛の糸】
芥川龍之介26才、大正7年(1918年)の作品。
地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。
ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、
またもや地獄に落ちる「蜘蛛の糸」。
(注釈より)
御釈迦様…釈迦牟尼。
西暦前五世紀頃のインドの聖人。
シャカ族の王子だったが、30歳頃、妻と宮殿を捨てて苦行生活に入り、35歳の時、悟りを得て仏陀(覚者)となる。
人間を現実生活の苦悩から救うため「すべての欲望を滅し無限の空間に自己を同化させよ」という教えを説いた。
青空永音の朗読で、小松左京版もあわせてお楽しみください。
【本の紹介】