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【星の王子さまを訳した 内藤濯さんについて】
内藤濯(ないとうあろうさんと読みます)さんを調べていると、とても素敵な記事を書いている方のblogに出会いました。
内藤濯さんの訳が美しいのは、なるほどこういう訳かぁ‼️と
とても納得しました。
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内藤濯氏がどうやって当時、フランス語から訳していたか?
毎日のように数ページずつ、普通に訳してから「劇のように」
せりふにさらに直して、あたかも生き生きとした会話にしていったのです。内藤さんが演劇のほうにも造詣が深かったのが寄与したそうです。必ず音読して、また練り直して……その繰り返しだったそうです。
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内海さんのblogより抜粋させていただきました。
有難うございます
【説明文】
愛蔵版
「星の王子さま」より
訳者あとがき
この高度の童話を書いた人は、アントワーヌ・ド・サン=テグチュペリAntoine de Saint-Exuperyというフランスの作家です。
1900年6月29日、リオンに生まれ、1944年7月31日、フランスの飛行中隊長として、コルシカ島の沖合を偵察しているうちに、姿を消したといわれている人です。
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内藤濯さんのあとがき自体がまた、とても響きが美しい文章です。
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<抜粋>
王子が喉がかわいたあげく、航空士と手に手をとって、井戸を探しに砂漠を歩いていく場面こそは、この作の絶頂だと、この作を読みぬいている誰もが言います。
ーーー砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ。
ーーー家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目に見えないのさ。
かようにぴたりと呼吸のあった言葉のやりとりがきっかけとなって、王子の姿はまるで湯煙のように空へ消えて行くのですが、そういう ”目に見えぬ美しさ” こそは、この作の最後の結びです。それにつけても私は、 ”秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず” と言って、演能の美を浮き彫りにした世阿弥の卓見をしぜん思い出します。
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平安朝の物語文学や日記文学には、もともと今日の句読点などというものがなかったのでした。というのは、言葉を生かす道が、読む人それぞれの息づかいにあるというしかとした自覚があったからで、私はふつつかながら、この日本語訳でそういう言葉の本堂をねらったつもりです。
【本の紹介】