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頭木弘樹さん編訳の「絶望名人カフカの人生論」から
Video朗読をお届けします。

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【絶望名人カフカの人生論】
カフカ 頭木弘樹編訳 
新潮文庫

【40 生活のための仕事が、夢の実現の邪魔をする】

ぼくの勤めは、
ぼくにとって耐えがたいものだ。
なぜなら、ぼくが唯一やりたいこと、唯一の使命と思えること、
つまり文学の邪魔になるからだ。
ぼくは文学以外の何ものでもなく、
何ものでもありえず、またあろうとも欲しない。
だから、勤めがぼくを占有することは決してできない。
でもそれは、ぼくをすっかり混乱させてしまうことはできる。

—-日記

つづきはどうぞお聴きくださいね。

頭木さんの解説は、とても魅力的です。
ぜひ、手に取ってお読みください。

<えぃり~より>

カフカの言葉をあらためて、じっくりと味わってみる。

わたしには、

「ぼくの勤め」は「雲」であり、
「ぼくが唯一やりたいこと、唯一の使命と思えること、つまり文学」は「青空」と置き換えると腑に落ちます。

「雲」は自我であり心。

「青空」は真我であり純粋意識。

そんな風に置き換えてみてもよろしいかと思います。

「勤め」=「雲」によって混乱してしまっても
「文学」=「青空」は不変であり普遍でもあり不偏である

ので、どうぞ安心してくださいね。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。